秋月の家の完成見学会では、予約制にさせていただいたおかげで、
個々の方とゆっくりとお話することができました。
特にここの敷地が旗竿敷地という特殊な形状だったため、
何人かの方とお話させていただいた内容があります。
敷地と建物との関係について.....。
ああいった形状の建物になったのは必然で、
あの敷地にふさわしい住まい方は?ということを素直に考えると、
ああいう建物の形状、プランになりました。
(竣工写真がないのでわかりづらいですね。汗)
前面道路からの侵入のこと、駐車スペースのこと、ロケーションのこと....。
様々な要件が混ざり、必然的に与えられた建物なのです。
どんな敷地にもいろんな意味で条件というものがあります。
その敷地を生かすためには、その条件に誠実に寄り添うことが必要だと思います。
そんな条件を無視して建てた建物は、エゴとも言えますし、
そこで暮らす家族、周辺の住民、街などにとって、表層的な関わりになってしまいます。
敷地や住まい手、街にとって最善の答えを出していくのが私たち設計者の仕事なのです。
ほとんどの方が建物のイメージ先行です。
そんなときは、その敷地、家族にとって最善策を考えましょうとお話して進めています。
そうでなくてはならないと思うし、その方が結果、豊かに住まえる住宅になると思っています。
Posted by onomichie | 18:10 | Comment [0] | TrackBack [0] | 日記